2022年3月13日(日)
先週アップした動画、【劇場版 ポケットモンスター ココ】の録画の前に、我が家にはピアノの調律師さんが来ておりました。
我が家のピアノはサイレントグランドピアノ、ヤマハのCX3タイプのサイレントだと認識しております。(自分のピアノなのにわかっていない)
このピアノが、そもそもどういう経過で我が家に来たか、調律の頻度はどのくらいか、値段はいくらか、どこで調律師さんを探したらよいか、など私の経験上の知識をまとめたのでよかったら参考にしてください。
ピアノの調律しらべ
アコースティックピアノを所有しているひとなら必ずやお願いする調律についてまとめました。
我が家に来たグランドピアノとは
我が家のグランドピアノは、ヤマハのC3の大きさのサイレントグランドピアノです。中古です。
どういういきさつで我が家に来たかというと、もともと知り合いだった調律師さんに「サイレントのグランドピアノがあったら私に連絡ください」と声をかけておいたことから始まりました。
はじめは、地元で一番大きいヤマハの直営店に行ってお願いしたのですが、「中古のグランドピアノはほとんど出ません~」といわれ、一年が経過しました。
かといって、新品200万円を出せるわけもなく…
そこで、もともと、初代電子ピアノを購入して実家のアップライトを調律してもらったことのある調律師さんに電話し、グランドピアノ捜査網を張り巡らせました。
わずか1か月ほどで、その調律師さんから電話が来て、「県内ではないですが、試し弾きもできないですが、近県にサイレントグランドピアノがあります」とのこと。
値段は伏せておきますが、旦那とも相談して、「ずっとほしかったグランドピアノだし、もう中古とは出会えないかもしれない」とのことで、試し弾きもせずに、当時の貸家にグランドピアノがやってきました。
本当はこうしたほうがいい!中古ピアノの選び方
- 試し弾きをやらないなんて、言語道断!
- 何台も弾いてみて決めるのが普通
- サイレントグランドピアノの中古は、サイレントの部品が壊れやすいから注意
これは、弾いていた自分が気づいたのではなく、今のピアノ教室の先生の旦那様が調律師でおられていて、その人からの助言でした。
グランドピアノにサイレントなんてナンセンスと言われ…
そのピアノの先生の旦那様曰く、
「グランドピアノのサイレントなんて、ナンセンス。グランドピアノを弾きたいのに電子音にするなんて意味がない。さらに調律し辛いいので、俺はやりたくない。試し弾きをせずにピアノを買うなんて言語道断」とのことでした。
独身時代自分でコツコツ貯めた貯金をはたいて買ったピアノをそんな風に言われ、かなりショックを受けたのを覚えています。
だけど、プロの指摘なので、本当なんだと思います。
まず、【試し弾きをやらない】のは、こんな高価な買い物をするのに、あり得ないという意味も含まれています。
【何台も試し弾きをしてみて好きなものに決める】
これも、県内になかった場合は関東まで行って選べ!ということだったらしいです。先生の旦那さんに相談すればよかったのかもしれません。
【サイレントグランドピアノはナンセンス】
これはですね、グランドピアノというのは繊細な表現をしたい人のための楽器とのことで、それなのにサイレントをつけて練習することに意味がない!ということらしいです。
【サイレントの電子部品は壊れやすい】
ピアノ自体はアコースティックで調律をしていれば何年間も持ちますが、電気部品はせいぜい10年単位で壊れるらしく、さらに中古で買うと、電子部品に至ってはすぐ壊れるので、あり得ないらしいです。
【サイレントグランドピアノのアコースティック時のタッチについて】
いくら、電子部品が壊れているからといって、べつに内蔵したままアコースティックで演奏できれば、ただのアコースティックグランドピアノに戻るだけだから問題ないんじゃないのー!とも思ったのですが、多少タッチは変わるそうです。でも、素人の私にはよくわかりませんけれど…
【サイレントの構造】
せっかく1年に1回の調律。これをチャンスに、画像を撮っておきました。
こちら!
ヤマハのサイレントグランドは、ピアノを組み立てる時点でサイレントも組み込むので、初めから入っていた装置は取り外し不可能だそう。我が家のピアノはこのタイプでした。
また、その組み込み型のサイレントセンサーは、直接打鍵したときに触れなくても音が出るらしく、タッチに違和感を感じることもないそうです。
肝心の打鍵時の弦へのロックですが、サイレントモードにすると押さえの金属バーがでてきてハンマーの木の部分をブロックし、ハンマーのフェルト部がピアノの弦に当たらないような構造になっております。
【売りに出すときの値段】
万が一、売りに出すときの値段は、電子部品が壊れやすいとのことで、ほかのアコースティックグランドピアノより値段が下がるそうです。
調律の頻度
これはよく言われているのが、【年1回】です。
新品の不安定なときは半年ごとというのも常識です。
ただ、日常的によくピアノを弾く方や、教室を開いていらっしゃる方は、数か月から半年毎でも良いとのこと。
調律のお値段
調律のお値段
アップライト → 10,000円~15,000円
グランド → 15,000円~20,000円 が相場
ちなみに我が家の調律は年1回でお値段 12,000円です。
調律のお時間
我が家の調律師さんは、だいたい2時間弱で作業を終わられています。
ちなみに、ピアノの先生の旦那様は、グランドピアノの時は半日かけて調律と整調をなさってくれるらしいです。その分、お値段も張るとか。
調律師をどうやって探す?
調律師さんとピアノの先生は切っても切れない関係で、ほとんどのピアノの先生がお抱えの調律師さんがいるのではないかと思います。
発表会の直前になんかも、そのステージピアノに調律を入れる先生もいます。
あとは、ネットで探すか、大手ピアノ販売店にもいると思うのでそちらで予約するなりすれば、だいたいの調律はできると思います。
そういえば、前にプロのピアニストの先生に習っているときに、腕の良い調律師をわざわざ他県から呼ぶという先生もいらっしゃいました。とてもきれいな音色を出す先生だったので、こだわりも半端でなく、新幹線の交通費と調律代と合わせて支払っているような感じでした。
調律まとめ
- 調律はだいたい年1回
- お値段は10,000~20,000円
- 時間は2時間~半日
- 調律してもらったあとは、非常に弾きやすい
- 良く弾く方は数か月で調律しても良いとのこと
- こだわりのある方は、県外からも調律師を呼び寄せる。
私の知っている限りはこんな感じでした。
参考になれば幸いです。