音楽

ピアノ練習本の順番  ~過去の教本を振り返る~

~自身の小2から高1までのレッスン教本を振り返る~

2022年11月22日

ピアノを始めるにあたって、何を!どうやって!学んでよいかわからないって方、結構いらっしゃると思うのです。

一番手っ取り早いのは...たぶんレッスンで先生から学ぶこと、だと思います。

だけど、この先のレッスンはどんな展開になるのだろう、とか、他の学習者はどんな教本やレッスンを受けているのだろう、と

気になること、ないですか??

また、レッスンに行っても先生といまいちしっくり合わない、とか、自分のやりたい曲が出てこない、とか

ずっと練習曲(ツェルニーなど)ばかりやっているけど大丈夫なのか、とか

自身の歩んできた練習がおすすめ!というわけではなく、ほんの一例として参考になれればとおもいまとめてみました。

*30~40年前の話なので、情報はだいぶ古いです。

ふと、幼少のころから自分が学んできた教本・レッスンをまとめたくなり、記事にしました。
(本棚に眠っていた昔の教本を見て、この本をやった記憶ないな~というところから面白くなり始めました(一番最初に習いに行った近所のピアノ教室での教本です)

メトードローズからソナタまで。私の教本履歴。

小2で始めたピアノの習い事、最初の教本は?

一番最初に渡された本はこちら↓

メトードローズピアノ教則本(幼児用)

記憶だけには残っているが楽譜自体は廃棄してしまったみたいです。

とにかくこのオレンジ色の表紙が印象的で、覚えています。内容はうる覚えですが、

導入期の本の割に、しっかりした”曲”を弾かせてくれる。

またネット調べでは、”フランス民謡”なども取り入れてあるように、美しい曲が

たくさん入っていて、この本からクラシックへの移行がスムーズに行われやすいとのこと。

小学校2年生からピアノを習いに行って私の記憶では、挿絵がとてもかわいかった、という記憶です。

メトードローズ ピアノ教則本(ピアノの一年生)

先ほどの横長の大きい本を終えたら、今度は縦長の本になったな、ということは覚えてます。

こちらも記憶には残ってましたが、実家になかったので廃棄したらしいです。

本や楽譜や学んだものは、捨てない方がよさそうです。

バーナムピアノテクニック(ミニブック → 導入書 → №1~№3まで)

私が習っていたころは、たぶんピンク(導入書)くらいから始まって、黄色(テクニック3)くらいまでやった覚えがあります。

まさに、今5歳の娘がピアノ習い始めて結構すぐに渡された本。

5歳の娘には「バーナムピアノテクニック ミニブック」

という、紫色の本が手渡されました。

これがバーナムの幼児向けというか、ピアノ初心者が一番最初に手を出す本です。

また、両手弾きができた人にはオレンジ色の「導入書」からで、

さらに大人で再開組などはピンク色の「バーナムピアノテクニック1」からでもいいみたいです。

内容はどんなかというと…

現在娘が使っているミニブックの1コマを紹介しますと…

【右手でまりをつこう】というタイトルで...棒人間が、右手でまりをついてる挿絵があります。

同じく楽譜も右手のみで、スラーとスタッカートが入った短い4小節を、まりが弾んでいるような感じで弾けたら、という練習です。

バーナムの特徴には、

バーナム特徴

  • 体操や運動に例えられたバーナムには、子供の想像力を育て、リズム感を呼び覚ますような挿絵がついている
  • また4小節と短いため、苦にならない長さ

と、解説に書いてあります。

シンプルな棒人間ですが、シンプルゆえに動きの想像がつきやすく、絵がリズムに直結しているように感じられます。

ミニブックとはいえ、”指くぐらせ” や ”半音階” まで出てきて、内容は盛りだくさんです。

レオポルトモーツアルト ナンネルの音楽帳(初級・第一課程)

この楽譜は、モーツアルトの父レオポルトが、娘であるナンネル(モーツアルトの姉)の教育のために書いた楽譜集だそう。

約41曲が収められてます。

全音楽譜出版社による”難易度”でいうと、初級者向けで、全音難易度6課程の中の第1課程にあたります。

全音の教本には一番最後のページに難易度別の教本がずらりと印刷されてます。

赤枠で囲ってあるのがこのナンネルの音楽帳。

他を見ると、先ほど紹介したバーナムのミニブック・導入書なども同じ第一課程に分類されています。

中身を見ると、メヌエット、マーチ、アレグロ、スケルツォなど、前半はシンプルで小規模なものが多いが、後半になるにつれ細かい音価や装飾が増える。

曲をよく見ると、トリルやモルデントなどの装飾記号がおおく、それに対する解釈が欄外に注釈として記載してあり、とても勉強になると思う。

モーツアルトを弾いていると、おんなじ装飾に見えても、こちらは前倒しで弾いたり、こちらは16分音符っぽく弾いたりと、いちいち決まりがあるらしいので、一つ一つの装飾に対し注釈があるのが望ましいと思いました。

グルリット 24の調による練習曲集(初級・第2課程)

この曲集はドイツの作曲家グルリットによる長調・短調あわせて24調すべての調性で書かれた曲集、ということになります。

1番の曲がハ長調、2番がイ長調、3番がト長調、4番がホ短調・・・といった風に、一個ずつシャープやフラットが増えていく、ちょうど”ショパンの前奏曲集”と冊子の構成は一緒です。

第2課程と記載されていますが、1曲32小節、16分音符も多く出てきて、特に曲の後半では、前半で右手が弾いたことをそのまま左手で行う、といった風に左手にもウエィトがおかれています。

これが本当に初級なのか…?とおもいます。

弾いていてとっても楽しい曲ばかりで、調性の勉強にもなりますし、導入気が過ぎてそろそろ曲を...という時期によさそうですね。

21番目 ”讃歌” Des dur(変二長調)や、24番(最後)の”フィナーレ” Es moll (変ホ短調)などは美しくかっこいいと思いますよ!

ツエルニー 小さな手のための25の練習曲(初級・第二課程)

ツエルーには100番、30番、40番、50番、左手のための練習曲、小さな手のための25の練習曲、125のパッセージの練習曲、8小節の練習曲、など、たくさんの練習本があります。

私も、最近までわかりませんでしたが様々なツェルニーをやっていたみたいです。

まずは、こちら ”小さな手のための25の練習曲” ですね。

第2課程とありますが、結構難しいです。これで初級なんですね…当時は450円でした。

ツェルニー100番練習曲(初級・第2課程)

これは初歩的なツェルニーです。100番と数字は大きいですが、初級課程です。

100曲ありますが、今ざっと数えたところによると、レッスンでやったものは4割程度でした。

全部はやってないないみたいです。

ブルフミュラー25の練習曲(初級・第2課程)

初心者を過ぎたころに必ず通る道 ”ブルグミュラー”。

最初の”この曲集について”を読んでみると

ブルグミュラー25の練習曲

  • 初歩の子供向きの音楽性を養うための本
  • オクターブが一つも出てこない
  • ブルグミュラー18の練習曲はもう一段階上級

現在、楽譜を開いて弾てみても楽しい曲集です。

人気どころは、”アラベスク” ”タランテラ” ”貴婦人の乗馬”ですが、私は何気に”アベ・マリア” や ”スティリアの女””バラード”などが好きでしたね。
そうそう、この曲集のタイトルで、鳥の名前 ”せきれい” を覚えました。

当時の全音版で350円です、だいぶ昔ですけど。

ソナチネアルバム1・2(初級・第2課程)

ブルグミュラー25の練習曲を学ぶ同じ時期に、古典の学びとして”ソナチネアルバム”を学ぶ人も多いみたいです。

そもそもソナチネアルバムとは

ソナチネアルバム

古典派の作曲家の作曲したソナチネ、ピアノソナタのうち、初級程度の演奏技術を要する作品の中でも特に代表的な作品を集めた曲集である。

収載されている主な作曲家は、モーツアルト、ベートーヴェン、クーラウ、クレメンティ、ハイドン、ディアベリ、ドゥセックなどです。

当時の全音版で650円。

現在は、”今井顕校訂版”というのが出版されていて、”原典”と”今井の校訂”が分別されて記載されているので、原典版の姿を損なわない優れたもの、という評判です。解説もとても詳しいという話。

古典派作品に対する正確な知識と理解に基づいて弾き方を考える力を育てるのに役立つそうです。

ソナチネアルバムは難易度順に並んでいるわけではなく、推奨の練習順序も記載されてました。

37ページ目からのクレメンティの曲が1番最初に練習する曲として推奨されてますね。

ツェルニー30番(中級・第3課程)

ツェルニーも30番まで練習すると、ショパンではワルツの簡単なもの、モーツアルトやベートーヴェンのソナタも簡単なものなら弾けるような、メカニズムの練習本です。

ただ、最初に書いてある”この曲集について”を見てますと、

ツェルニー30番

この練習曲集は演奏技術の訓練が第一歩として意図されたのはもちろんですが、それぞれの曲を弾くにあたってより音楽的に演奏するにはどうしたらよいかより美しく芸術的にするにはどうすればいいか、ということを常に念頭に置くこと。

けっこう反復運動が多くて、つまらないかと思ったら、更に美しく弾いてとのこと。

ツエルニー左手のための24の練習曲(中級・第3課程)

もうすでにここまででツエルニー3冊出てきましたが、ここでもう一つ”ツエルニー左手のための24の練習曲”てのが、本棚から出てきました。

この本は、左手のスケールや、3度の重音、アルペジオなど、左手に特化した訓練集です。

全部で24曲ありますが、当時の私は2/3(=16曲)しかこなしてなかったみたいです。

ちなみに久しぶりに弾いてみました。1番2番3番8番17番です。

17番は指がもつれているいうよりは、頭がもつれている感じでした。脳のリハビリにもよさそうです。

ピアノメトード名曲編

この頃は、とにかく「エリーゼのために」が弾けるようになるのが夢。

その点、ピアノメトード名曲編には ”エリーゼのために”をはじめとする、古典以外の小品集となってます。

作曲家も、シューマン、ヘンデル、テレマン、ディアベリ、モーツアルト、ベートーヴェン、メンデルスゾーン、グリーグ、アルベニス、ドビュッシー、スクリャービンなど、多様な作曲家の小品を集めているので、レパートリーも広がります。

優しくて綺麗な名曲が数多く入っているので、ツェルニーやソナチネばかりやっていた私にとっては救いの1冊でした。

このピアノメトードはいろんなバージョンに様々な曲がたくさん入っていて楽しいです。

中田喜直 子供のピアノ曲

独特な曲ばかりだったように思う。

今まで弾いてきた古典やロマンの曲とは全然違う。

不思議な感覚が身につくと思いました。私の記憶に残っているのは ”土人おどり” です。

ギロック 抒情小曲集

全24曲の、長調短調24調で作られたロマン派様式による抒情的前奏曲集だそうです。

自身はこの曲集が大好きで、好んで練習してました。

24調の並びも面白く、長調の後には平行短調ではなく、同名短調が来てました。演奏者は、”前奏曲”を学習しながら、同名調における音階と和声に注意を払うことが望ましい、と前書きに書いてありました。

昔は、サミーミュージックという出版社からの本があり、表紙も紫のグラデーションが印象的で素敵な楽譜でした。

ツエルニー40番(中級・第4課程)

いつものツエルニー今度は40番。

ツエルニー30番練習曲集で得た演奏のための基礎技術は、この40番によってさらに速度を増すことが目的とされている、と書かれてます。

まえがきにも

”さして音楽的に優れているものとは言えない” とか ”あまり面白くないでしょうが…” ”各自努力してください”と書いてあるのが面白いですね。

自身は40番あるうちの21番くらいであとはやってないみたいです。

そのころ一度ピアノを辞めたみたいですね。高校受験かなんかですかね。記憶はありません。

チェルニー30番併用 ピアノの名曲

タイトル通りツェルニー30番練習時に併用する”ピアノの名曲”というこの本。
昔はこんな表紙でした。

作曲家と曲はこんな感じです。

今見ると結構マニアックな作曲家もいますね。

楽譜の書き込みを見ていて謎だったのが、最後のモーツアルトの連弾のprimoだけ練習しているのですけれど、当時の先生と連弾した記憶はないのです。いつかやるつもりだったのかなぁ...

バッハ インベンション/シンフォニア

ここらへんで、バッハが登場します。もちろん最初はインベンション。

インベンションは再開してからも何回となくどこのピアノ教室でもやらされました。

シンフォニアも今のピアノ教室で初めてやりましたが、めっちゃ難しいです。

バッハインベンション・シンフォニアは、繰り返し何回もやっても損はないと思います。

全曲暗譜できるまでせぇ!と、今の先生には言われました。シンフォニアは無理です…

シューベルト 即興曲・楽興の時

素人ながらにピアノ=ショパンだと思っていたので、最初に作曲家の本を手渡されたのが”シューベルト”というめちゃ渋い作曲家だったのがわかった時は、少しがっかりしましたが、どんな作曲家でも弾いてみたいという気はあったので、嬉しく取り組んでました。

まずはOp90-2 allegro  シューベルトを弾くとなるとまずこの曲からなんでしょうかね。

そんなに好きな曲ではないのですが、綺麗に弾ける人の演奏を聴くと、”あー、こんな地味な曲だと思っていたのにこんなに美しいのね” と思うことはよく起こることです。

まとめ ~ 初級から中級者のおすすめ教本3冊は!~

久しぶりに発見した教本をまとめていて、更に弾いたりしてみるといろいろな発見がありますね。

個人的に、初心者から中級学習者に効果あると思う3冊はというと…

1:ツエルニー 左手のための24の練習曲

こちらは、他のツエルニー教本にはない左手の動きに特化した教本ですので、左を頑張りたい人にはいいと思いますよ!

右手はメロディーラインを弾くことが多いので、おのずと歌うように弾けると思うのですが、問題は左手!

左手は伴奏のアルペジオにしても、メロディーラインを弾くにしても、なかなかうまく動いてくれません。

なので、左手に特化したこの本は結構貴重だと思うのです。

上行下行を行ったり来たりの音型では急な展開についていけなかったですが、この本で苦手な動きがわかるという副産物を得ました。

2:グルリット 24の調による練習曲

練習曲と言ってもとても楽しい感じなので、練習曲ばかりやる初心者~中級にかけてはテクニックや音楽性の勉強はもちろん、息抜きの意味でもいい教本だと思います。

ネットでは、本かと思いきや音源として売られているものもあるので、注意が必要です。

3:レオポルトモーツァルト ナンネルの音楽帳

モーツアルト自身が作曲したものではないですが、弾いててなかなか楽しい曲です。

運指やトリルやモルデントなどの装飾記号の勉強にもなりそうです。装飾記号は注釈として記載してあり、おススメです。

シューベルトを弾いている最中に、突如私のピアノライフは中断。

高校生1年生くらいの時かな。。

何となく、ピアノから離れていったのです。

ピアノは全然嫌いじゃなかったのですが、何となく学生生活が忙しくてピアノに身が入らなかったのです。

まとめていると、異常にツェルニーをやっていたなと思います。

こんなにやる必要あるのかな、とも思いました。
逆にソルフェージュ的なことはあんまりやっていないなと思いました。

ただ、このほかにもたくさんの本はやっていたはずなので、廃棄したか無くしたか見当たらないですが、もっと様々な教本をやった覚えはあるのです。それが思い出せるといいのですが…思い出せたらまた記事更新いたします。

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