2022年5月7日(土)
今日は日中26℃まで上がり、畑の作業をしつつ軽く熱中症気味にもなったPIYOPIYOです。
先日、去年から作製していた「自然農薬」を使い、
りんごの木、プラムの木、ヤマボウシ、モミジなどに噴霧器で散布したところ、翌日、近くのスノーボールの木にアブラムシがびっしり大移動していました。
本日も「アブラムシはどうなった?」と思い様子を見たところ、今度は違う光景が・・・・
おや…りんごの木の葉っぱが無い枝がある。食いつくされて葉っぱの葉脈だけになっているではないか…
何が起こった???
よーく見ると、そこにはアブラムシではなく、別の多数の黄緑の幼虫が…
なんだこの幼虫??
去年見たイラガの毛虫なのか?
と、お得意のgoogle lensを使い、調べた結果
「ハバチ」
ということが判明した。
見たこともないこの幼虫、調べてみることにしました。
バラ科の天敵!チュウレンジハバチの生態・対策
そういえば、昔、家庭菜園の師匠である実家の母親が、目の前をゆっくり飛んでいるチュウレンジハバチを見たときに
「これは、質の悪い虫だよ~、見つけたら駆除しなさいね」と言っていました。
当時、何も知らなかった私は、こんな無害な虫を駆除する必要があるのか?と不思議に思っていた記憶があります。
成虫は悪さをしません、幼虫が極悪なのです。そして、卵も悪さをします。
天敵!チュウレンジハバチの生態
主に春になると幼虫として発生し、比較的若い葉っぱの裏に隠れて葉っぱを食害する。
成虫は、こんな感じです。↓
成虫は茎に産卵し、産卵を受けた茎はやがて縦に裂けていくのでわかる。
成虫自体は、特に蜂のような針もなく、悪さもしませんが、なにせこの幼虫さんたちがあっという間に葉っぱを食べちゃうので、見つけたらすぐにその場で取り除かねばなりません。
天敵!チュウレンジハバチの対策
大きく分けて、農薬を使うか使わないかに分類されます。
手で除去する【テデトール】
食べられてる葉っぱの近くに必ず群棲してます。
よく見るとすぐわかります。
その時は、その葉っぱ毎取り除いて、私の場合は、葉っぱについているその幼虫たちもつぶしてしまいます。
残酷ですが、仕方ありません。
ということは、その植物をしょっちゅう見ていないと気づけないので、常に関心のある植物をパトロールする必要がありますね。
薬剤を使う
土にまくタイプや、スプレーするタイプなど、いろいろあります。
【土にまくタイプ】
この薬剤は土に染み込み、植物が根から吸収することで株全体が殺虫剤を含んだ状態になります。たとえチュウレンジハバチの幼虫が孵化してしまっても、幼虫がオルトランDXを含んだ葉を食べることで人の目で見つけられない小さい内に駆除されてしまう仕組みです。
【スプレータイプ】
アオムシ・ヨトウムシ・コナガなど葉を食べる虫の退治におすすめの1本です。安全性の高い有効成分で、人気野菜に一年中使用できます。
天敵!チュウレンジハバチに木酢液は効果あるか??
葉っぱを食べられたりんごを見た私は、悲鳴を上げ、すぐ噴霧器に自然農薬を希釈し、散布いたしましたが、幼虫たちには効果ありませんでした。
自然農薬を散布されても、水浴びくらいの影響でした。
ほっておくと、全部りんごの葉っぱが食べられてしまうので、私はテデトールを実施いたしました。
まとめ
今回、初めて知ったことが、「りんごはバラ科」ということ。
これは、うちの旦那が知っていました。
ということで、アブラムシに、ハバチと、りんごを育てるのは非常に気を遣う!ということが発覚しましたが、それでもとても愛しいリンゴちゃんです。
いつか美味しい果実を実らせてほしいものです。