2022年1月29日(土)
こんばんは。
今日は本の感想について記事を書いてます。
今回ご紹介したい本はこちら。
この魅力的なタイトル。
老若男女問わず楽しめる趣味「ピアノ」。
でも、楽器を習得するって実はとても努力を要するもの。
そんなピアノライフを切実に面白く書いてあるこの本について今回は書いてみようと思います。
老後とピアノ
著者 稲垣えみ子さんとは
著者の稲垣えみ子さんとは、元朝日新聞記者で、超節電生活で注目を浴びるコラムニストでもある。
2016年に50歳で早期退職され以後は築50年のワンルームマンションで、夫なし・冷蔵庫なし・定職なしの「楽しく閉じていく人生」を追求中。
干し野菜なども作られていて、私と結構被ってる…と、ちょっとびっくりしています。
老後とピアノ 内容
amazonでも試し読みができるこちらの本。
目次はこんな感じになっております。
目次
プロローグ
chapter-1 40年ぶりのピアノ
column 大人のピアノの始め方1
chapter-2 弾きたい曲を弾いてみる
column 大人のピアノの始め方2
chapter-3 動かぬ体 働かぬ脳
column 大人のピアノの始め方3
chapter-4 あぁ発表会
column 大人のピアノの始め方4
chapter-5 老後とピアノ
エピローグ
付録1 私が挑んだ曲一覧
付録2 私の好きな名盤11選
この本の魅力
早期退職した彼女が、長年抱いていた夢「ピアノ」を趣味として再開したはいいが、思い描いていたピアノ演奏と自分の演奏がかけ離れていて、愕然とし、でも希望を失わず悪戦苦闘する様子を、コミカルにとても楽しい切り口で書かれています。
キーワードは、【大人になってからピアノを始める】ということ。
著者は、小さい頃にたしなむ程度のピアノ歴があり、ほとんどピアノに触れないまま50歳になっていて、そこからの再開組なので、手は動かない、暗譜はできない、という、夢に見た華麗に弾くという動作まで、ほど遠い現実が待っていました。
でも、実際に弾けはしないけれど、弾けないが故に弾けるようになるにはどうしたらよいか、とか、大人になってからも夢中で何かを頑張れることの素晴らしさが書かれていました。
また、先生を見つけることから始まり、レッスンでの先生とのやり取り、緊張して恥ずかしい発表会をどうとらえるか、なぜ大人になってからのピアノは楽しいのか、体の故障との向き合い方や捉え方など、実際にピアノに夢中になっている著者だからこそ書ける内容となってます。
楽器をやっている人ならすごく共感できる内容ですし、これからピアノをはじめようかと躊躇している人の背中も押す内容になっていると思います。
ついでに私のピアノ人生を語る
突然ですが、私はピアノを弾くことが趣味です。
過去に遡って話をすると、ピアノを始めたのは小学校2年生のころ。
それまでも、同じ小学校に通う友達にはピアノを持っている子が沢山いて、ピアノを持っている=お金持ち、みたいな
子供ながらの虚栄心から「私もピアノ欲しい」みたいなことを言っていたと思う。
小2のある日、学校から帰ってくると、家にアップライトのピアノがいきなり登場していて驚いたことを覚えています。
ほんとうに、何の前触れもなくいきなり家にピアノがやってきました。
うちの両親は、子供がおもちゃや洋服などをおねだりしても、絶対買い与えない親だったのですが、ピアノに関しては、そんなにおねだりしたこともないのに、買ってくれました。
そして、その流れで近所のピアノ教室に習うことになるのです。
そのピアノ教室も父親の同級生さんで、そんなに親しくはなかったらしいですが、知り合いがそこら辺しかなく、また近所だったため、私は毎週1時間のレッスンをその教室で受けていました。
先生は、無駄なことはしゃべらないですが、でも優しい感じのちょっとぽっちゃりしていた女の先生で、メトードローズやバーナム、そしてブルグミュラーにツェルニーと、そのあとはソナタ集やシューベルトを小2から高1くらいまで習っていました。
ピアノは大好きでした。上手ではないけれど、弾けるようになっていくのが楽しかったのです。
いつか、みんな弾きたいショパンを弾けるようになるのかなぁと夢見てました。
でも、高校は進学校で、これまた将来について何をしてよいかわからないというモヤモヤを抱えてた私は、ピアノのことは2の次3の次になっていき、ついに辞めることになるのでした。
その後、進学、就職して必死に仕事をこなす毎日。30歳くらいの時に、「あ、またピアノ習おうかなぁ」と、簡単な気持ちで電子ピアノを購入し、それが、どんどんはまっていって、本業にしたいとさえ思うようになりました。
子供のころにはなかった豊かな感受性が大人にはあり、どう表現しようかとか、曲も自分で選びたい放題なので、片っ端から好きな楽譜を買ったりと、独身が長かった私は、30代の時間とお金はほとんどピアノのために費やしました。
子供のころは、親から言われてしぶしぶ練習ということもありましたが、大人になると、是が非でも練習したくて、休みの日が待ち遠しく、どこか賃貸でピアノを置く部屋を借りようかなとか、ピアノが弾けるアパートに引っ越そうかなとか、そんなことばかり考えるようになりました。
子供のピアノと違って、大人は好きな曲を「弾きたいから弾く」ということができるのだから、そりゃ楽しいですよね。
大人になると自由時間がないくせに、逆にやりたいことが明確にわかってきて、子供のころにそのことに気づけていれば今頃もっとピアノが上達しているのになぁとか思ってしまいます。
今はさらに育児も加わり、ピアノを弾く時間が極端にありません。
娘も去年からピアノを習いだしたので、今度はピアノの取り合いです。
40歳のころにマイホームを建てたので、そこに、独身の頃からコツコツと貯めたお金でグランドピアノを購入し設置しました。
30歳のころから夢見たグランドピアノ。中古ですが、サイレントもついていて、知り合いの調律師に頼んで探してもらって見つかったものです。少々、タッチが重いので繊細な音のコントロールが難しいですが、生のピアノの音は格別です。
ピアノは、一生続けていけるものです。
とりあえず、今、買っておけば、いつか自由な時間ができた時に、飽きるほど練習できる、そう思ってます。
SNSやyoutubeでピアノをうまい人を見かけるたびに、自分の腕にがっかりしますが、人生は長いので、もっと楽しみたいと思います。
今回ご紹介したい本は、そんなことが書かれている本でした。
とても楽しく読ませていただきました。
こちら↓
「老後とピアノ」 稲垣えみ子 著 ポプラ社
です。
タイトルを見た瞬間に買わずにはいられない本でした。
最近の私のピアノ進捗状況
そして、40歳中盤になった私が、今練習してる曲です。
ショパンスケルツォ2番 です。
小さい頃、夢見たショパンが、いつの間にか曲になるまで弾けてるようになりました。
高校生で1回辞めたピアノ、そして再開してからの方がはるかに練習しているピアノ。
大人になったら成長しないなんて希望のないことは言いたくない。
ピアノは頑張った分だけ応えてくれると信じて練習しています。
ミスタッチ多発の動画ですがよかったら聞いてください。