2022年9月3日(土)
秋らしくなってきました。
夏にはあまり食べたいと思わなかったあんこも、秋になると急に食べたくなります。
どら焼きや、トーストにバターと共に乗せるだけでもめっちゃ美味しいですよね。
パックで売っているあんこも良く買ってましたが、今回は豆を煮て作ってみようと思い、過程を記事にしました。
時短あんこづくりもあちこちで見かけますが、今回は、時間をかけて作ってみました。
所要時間1時間半です。
あんこを豆から作ってみる。健康効果や作り方など。
小豆の栄養・効能
小豆には美味しいだけでなく、体にもいい成分がたくさん含まれています。
小豆のもつ6つの健康効果(井村屋HPより)
- 食物繊維で便秘解消
- ポリフェノールでアンチエイジング
- 鉄分で貧血予防
- サポニンでコレステロール低下
- ビタミンB1で冷え性解消
- カリウムで高血圧予防
こんなうれしい効果があるそうです。
食物繊維で便秘解消
小豆には不溶性食物繊維がごぼうの5倍、サツマイモの9倍含まれています。
有害な重金属や発ガン物質を体内から除去するデトックス効果もあるとか。
ポリフェノールでアンチエイジング
シミやシワの原因となる紫外線、またストレスなどが活性酸素を増やします。ポリフェノールは抗酸化作用があり、活性酸素を消去する力があります。
ポリフェノール含有量
300~600mg(小豆100グラムあたり)
鉄分で貧血予防
成人女性一日の摂取推奨量:10.5mg
小豆の鉄分含有量
5.4mg(小豆100gあたり)
です。
サポニンでコレステロール低下
あずきの外皮に含まれるサポニンは、コレステロールや中性脂肪の増加を防ぎ、血糖値の上昇を抑え血液の流れを良くします。動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞の予防にも役立ちます。また、利尿作用を促進し、むくみを防ぎます。
ビタミンB1で冷え性解消
食事から摂った炭水化物が酵素で分解されることによってエネルギーが生じます。その酵素の働きを助ける役目をビタミンB1は担っています。不足すると食欲がなくなったり、疲れやすくなります。
成人女性一日の摂取推奨量:0.9〜1.4mg
小豆のビタミンB1含有量
0.45㎎(小豆100gあたり)
カリウムで高血圧予防
塩分を摂り過ぎると細胞外(血中)にナトリウムが増え、血管の細胞が敏感に反応して高血圧を引き起こすといわれています。高血圧を防ぐには、ナトリウムとカリウムをバランスよく摂ることが重要です。
成人男性一日の摂取目標:3,000mg
成人女性一日の摂取目標:2,600mg
小豆のカリウム含有量
1500mg(小豆100gあたり)
あんこの作り方
材料
小豆 ・・・・・250g
砂糖 ・・・・・小豆と同量(お好きな量を)
以上
作り方・手順
1.小豆を洗う
2.小豆を鍋に入れ小豆が隠れるくらい水を入れて15分煮る(渋とり作業)
3.30分煮たら、水を1回茹でこぼす。
ここでポイント!
ポイント
茹でこぼした後は、その鍋もしっかり洗って、鍋についた渋も洗う。
ここで渋がついたまま、次の段階に行くと、渋があんこに残る。
です。よく鍋も洗ってください。
4. もう一回茹でた小豆を鍋に戻し、今度は小豆の3倍の量の水を入れて、30分煮る。
*この際、アクがたくさん出るので、コンロから離れないでの灰汁とり作業が必要です。
5.灰汁をとり続け、水が蒸発したら足し、30分煮る。
*ここでは、完全に小豆の芯が無くなるまで茹でることが大切です。
芯が無くなったかどうかは、小指と親指で潰してみること!
6.砂糖を加え30分煮る。
まず、半量を入れて1~2分かき混ぜ、その後もう半量入れて30分煮る。
砂糖を入れると、焦げ付くと思って私はこの時水を足しましたが、砂糖を入れたら逆に水分が出てきました。
7. できあがり
8.日持ちしないので冷蔵で2~3日か、冷凍で1か月保存。
煮た小豆はしっかり冷蔵しないとすぐ食中毒が発生するとの調べもあったので、気を抜かず管理したいものです。
私は、半分はタッパに入れて冷蔵庫、残りはラップに小分けして冷凍しました。
でも、市販のあんこってだいぶ長持ちすると考えると、添加物がたくさん入っているんでしょうね~。
おすすめの材料
乾物小豆は、保存期間も2~3年と、”つくるぞ~”と、重い腰を上げて調理するまでの猶予があっていいですよね。
なので、比較的わたくしは乾物が好きです。
また、我が家では砂糖を三温糖で使用しましたが、「洗双糖」という精製度の低い砂糖を使用してる方もいて、優しい甘みとコクが料理に出せるそうですよ。
あんこづくりには向いているかもしれませんね。
まとめ
・小豆の健康効果は高い!
・作ったあんこは足が早いので、油断せずに管理する。
でした。