2023年7月8日
『楽典』て言われても、趣味で習っているド素人の我々だと『なにそれ?』の反応になる言葉。
そんなの、音大受験やプロが使う言葉でしょ、と、なりがちですが結構大切な『楽典』。
どんな時に役立つかと言うと、素人の私が思うに
『楽器や音楽を習っているなら一生役立つ』
ということです。
義務教育の音楽授業でも一応ざっくりとは習う内容とは思いますが、
趣味でもちょっと突っ込んで知りたい!と思ったら迷わず学んだ方がより楽しくなると思いますよ~。
この記事では、素人が独学で音楽を楽しんでいくのに必要なものを学ぶには、
どんなものが必要かをまとめてみました。
依然通ってたピアノ教室の先生にこの黄色い本を教えてもらいました。
これ1冊あれば、楽譜についての疑問が解決できると思います!
趣味レベルのピアノで『楽典』を学ぶには。独学でもいける?
『楽典』て何?
ド素人なので、まず専門用語がわかりませんが『楽典』とはなんぞや、というところから疑問だと思います。
ネットで調べると
楽譜を読んだり書いたりするために必要な理論や約束
と書いてありますね。
また、
音楽をする人が、共通に用いる用語を修得します。
ともあります。
音楽を演奏したり学んでいくうえでの基礎の基礎、と解釈できるのではないでしょうか。
『楽典 理論と実習』を買おう!
いまはインターネットにもいろんな情報が無料で出ているので、お金を使いたくない方はそちらをお勧めいたします。
書籍で持っておくメリットは、単純に『私自身が紙の本が使いやすい世代だから』、なんですが、パラパラと目次を見ながら
必要な知識を調べられるのは今の世代でも使いやすいんじゃないかなぁとは思います。
で、話がそれましたが、この本のいい所はずばり
『わかりやすい』
です。
素人が無の状態から学んでいくにしても、とても親切だと思います。
目次を見ると
- 序章 音・純正率と十二平均律
- 第1章 譜表と音名
- 第2章 音符と休符
- 第3章 リズムと拍子
- 第4章 音程
- 第5章 音階
- 第6章 和音
- 第7章 速さ・強さに関する表示法
- 第8章 曲想・奏法に関する表示法
- 巻末 問題集
- 別冊 解答集
と、この1冊でほとんどの事が理解できると思います。
説明の後に小問題があり、読んで解いて頭に定着していく感じ
例題はそのすぐ後に解答解説が載っているし、小問題は各章の最後に解答が載っております。
こちらは例題と解答 ↓
こちらは、各章の小問題 ↓
勉強方法
これ1冊あれば、説明を読む ⇒ 問題を解く の繰り返しなので、とてもいいとは思いますが、
最初から順々に読んでいかなくても、楽譜見ていてわからなかったことがあったり、レッスンでよくわからないことがあったりした
時に読みかえす、と言う使い方でも全然良いのでは、と思います。
までも、一通り最初から目を通しておいた方が、何がどこに書いてあるのかわかるので、良いですよね。
併用でワークブックも。
他にもワークブックを併用すると、効果アップが期待できるのでは!と思いました。
むかーし、ヤマハのグレードを受けようと考えてた時(この時も独学だった)に、ネットでいろんな参考書を調べて、
このワークブックいいなぁと思ったのがこちら。↓
中身はどんな感じかと言うと…
こんな感じです。
脳トレみたいな感覚で、趣味で解いても楽しいと思います。
問題集と解答集が別冊なのも使いやすいかと...
ワークブックを購入するときは、ちゃんと解答があるものを選んだ方がいいと思います。
(どこかの出版社の問題集は、解答が別売りで泣いたことがあった...)
この超初心者向きのモノからⅡ、Ⅲバージョンもあるらしいです。
で、もうちょっと進んでもうちょっと難しいのも解いてみようってなったら、こちらに進みましょうと、とあるサイトで見かけて
買ったものがこちら。
確かに難しいです…
楽典を独学で、のまとめ。
よくピアノ教室で『ソルフェージュ』とか書いてあって、何?と思う方もいらっしゃると思います。
一時期ヤマハのグレードを受けようと考えていた時に、ヤマハの教室に通ったことがありますが、
その時は、『聴音』『初見』『視唱』などをレッスンで受けました。
ただ、その時も、教材を使って先生が正解か不正解か判断するくらいなので、そのくらいなら自分でもできるんじゃないかとは
思いました。
楽典に関しては、レッスンに通おうが通わないが、結局自分が読んで理解するしかないので、1冊本があると
心強いと思います。
自分で学んだことがわからなかった場合レッスンで質問したり、また完全独学でやっている人はSNSで聞いたりするのも
一案だと思ってます。