2022年6月26日
春になると勢いよく葉が茂るりんごの木。
しかし、GW前になると、その葉っぱが一部、巻き込み葉という状態になっていて、どうも生育上よろしくない感じになっています。
どうしても農薬は使いたくない我が家の家庭菜園。
ところが今年から使い始めた「自作 自然農薬」を1週間に1回の頻度で噴霧し始めたら、驚くべき効果がりはじめました!
今回はその旨を記事にしました。
りんご アブラムシ対策
そもそもアブラムシは何をしているのか?
アブラムシは、主に植物の新梢やつぼみについて、口針で植物の汁を吸います。
吸われた植物は生育が阻害され、また、吸われる際に口針についていたウイルスを媒介しています。
ウイルスに感染した植物は弱ってしまいます。
我が家では、リンゴの葉っぱと、カサブランカ(ユリ)のつぼみや、カラーの苞の中にびっしりと居た経験があります。
リンゴにアブラムシが付くとどうなるか。
アブラムシは、リンゴの新梢の葉っぱの裏にいるので、パッと見でアブラムシは確認できませんが、巻き込み葉を展開してみると、中に小さい虫が点々と存在するのがわかります。
なので、目印は、「巻き込み葉」です。
我が家のリンゴは、今年で4年目なのですが、葉っぱは茂れど、花がいまだかつて咲いておりません。
ただ、去年あたりから、巻き込み葉が目立ってきて、無農薬を目指しているのでどうにもできず、そこで「自作 自然農薬」を作るに至ったわけです。
このように、汁を吸われた葉っぱは、巻き込み葉となって、光合成が不可能になってしまいます。
自然農薬 効果は?
自然農薬の本によると、こういう類の木酢液の噴霧頻度は、だいたい「一週間に一度」だそう。
我が家はりんごの木を2本植えているのですが、「王林」と「ふじ」の2種類です。
「ふじ」の方がアブラムシの被害がひどく、あぁ~、このまま自然農薬だけで過ごすのは難しいかなぁとおもいつつ、
自然農薬を噴霧してから三日後に様子を見に行くと…
「ん?意外と効果ありか?」
というほど、巻き込み葉も少なくなり、また新芽や新緑もたくさん出てきていました。
GWの頃は、ほかの虫(リンゴチュウレンジハバチ)に葉っぱを食べられていたのが気になっていたので、気づきませんでしたが・・・
そういえば、GW、リンゴの木に自然農薬を噴霧した翌日、りんごの木の向かいの「スノーボール」というコデマリ系の木にアブラムシが大量移動していたのを思い出し、
やっぱり、アブラムシには自然農薬は効果あり!だと、確信しました。
それにしても、1週間気を抜くとすぐにアブラムシも戻ってきますので、1週間に最低1度は噴霧を継続しなければならないんだなぁと感じています。
目指しているのは、無農薬のリンゴ
私が、目指しているのは、「奇跡のリンゴ」でおなじみの 木村さんとおんなじ「無農薬りんご」です。
無農薬のリンゴを食べてみたい!
肝心の動機はそんなかんじで特にすごい思い入れもないのですが、
一度だけ昔、玄関わきのヤマボウシに「オルトラン」という農薬を撒いたことがあります。
その時はチャドクガの毛虫が大量発生してたので、娘にささっても危ないし、急遽、農薬を使用しました。
その時の、オルトランの匂いが、どう考えても毒ガスにしか思えなくて、この農薬をかけたリンゴはちょっと怖いな…と感じました。
我が実家の、父に言わせると、「農薬なしでは果実は作れない!」らしいですが、書籍「奇跡のリンゴ」でとても感動した私は、どうせ家庭菜園だしやるだけやってみたい、という感じで、木酢液の自然農薬を使用してます。
奇跡のリンゴの木村さんは「醸造酢」を薄めて散布しているそうですね。
我が家のアブラムシ対策 まとめ
5月の新梢が出始めたころに、すでにアブラムシは存在してました。
放っておいても一向に良くならず、6月初旬には「巻きこみ葉」で壊滅的状態になったりんごの葉っぱ。
ほとんどあきらめかけていたことろに、とりあえず昨年作成した「自家製 自然農薬」の希釈液を毎週噴霧しているうちに、
弱っっていたリンゴの葉っぱが見事に戻り、また初夏に向けての好天で、葉っぱの成長も著しく「巻き込み葉」でないりんごの葉っぱがたくさん生い茂げ、嬉しい事態となりました。
また、自然農薬に使用している「木酢液」は希釈率によって効果が違うのですが、薄い希釈の場合には、嬉しいことに土壌消毒や植物成長促進作用などがあるそうです。
だから、りんご以外にも畑全体に使えます。
今後も気を抜かず1週間に1度の自然農薬の散布を継続していこうと思います。
散布して1週間後ですが、巻き込み葉が減り、逆に葉に勢いがあり生い茂っている感じに見えました。