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アナリーゼ(楽曲分析)とは

2022年6月19日

音楽をやっていると、ちらほら聞こえてくるこの言葉【アナリーゼ】

専門的な音楽の勉強をしたことが無い人にとって???なアナリーゼ。

でも、私はこの本を読んで、ちょっとだけアナリーゼについて齧ることになったのです。

その本はこちら↓

この本の著者、金子一郎さんは、アマチュアピアニストとしてPTNAコンクールに出場し、見事グランプリをとった方です。本業は数学教師だとか…

この本を今から15年前くらいに読んだ私は初めてアナリーゼを目にし、音楽って学問だったんだ…と衝撃を受けたことを覚えています。

ただ、アナリーゼと演奏とどう結び付けたらいいんだという疑問が最後まで残りました。

それは現在までも続いております。

15年経った今、少しだけ時間ができたのでアナリーゼについて考えてみたいと思います。

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アナリーゼのあれこれ

アナリーゼとはいったい何なのか、アナリーゼしなくても弾けるのではないか、アナリーゼのやり方とは、アナリーゼするとどうなるのか、などについて書籍を参考にしながら考えてみたいと思います。

アナリーゼとは

「アナリーゼ」は「(楽曲)分析」を指す言葉です。調性や和声進行、拍子やリズムといった楽曲の全体像(または詳細)を把握していきます。

一言でいうと、【楽曲がどういうふうに組み立てられているかを調べること】

です。

アナリーゼのやり方

アナリーゼではどんなことをやるかというと・・・

ポイント

  • 形式を分析する 
  • 旋律を分析する
  • 和声・調性を分析する
  • モチーフを分析する

これらのことを粛々と淡々とやるわけです…

アマチュアで時間のない人にとっては結構手が付けにくい分野ですね。

で、私が参考にした本はというと…

まずはこれ。先ほどの金子一郎さんの本にもよく登場したこちら↓

こちらの本は、アナリーゼの入門書として最適だと思います。それでも、初心者にとっては結構難しいです。

ただ、初心者で理解力の少ない私でも、一応最後までは読めたみたいなので大丈夫かと思います。

サブタイトルの【バイエルからソナタアルバムまで】とあるように、誰でも知っている楽曲を材料にアナリーゼを比較的易しく説明されていました。

アナリーゼは必要か?

昔、プロの先生に習っていた時に、このアナリーゼについて聞いてみたんです。

私:「金子一郎さんの本を読んで、アナリーゼって必要みたいなんですけど先生はどうしてますか?」

プロ先生:「うーん、私は…アナリーゼしていると眠くなってきちゃうんですよね…」

     「本当はやれたら一番いいとは思うのですが…」

てな感じでした。

でも、よくよくレッスンを受けていると、

「形式の話」や「対位法」や「旋律の弾き方」や「和声でどの音が大切か」などがよく出てきていたので、自然とアナリーゼされているんだなぁと思った記憶があります。

また、先生が新しい曲に手を付けるときには、必ず読譜してから弾くとのことでした。

先生:「読譜をしながら、ここをどんな感じで弾こうか、とかここをどんな音色で弾こうかとか、繰り返しが出てきたら1回目と2回目には変化をつけようかとかを、考えている時間がとても楽しい」

とおしゃってました。

これはもうアナリーゼですよね!

結論:アナリーゼするとどうなるのか。秋山徹也先生の珠玉のお言葉

PTNAの読み物の中でよく登場してくる「秋山徹也先生」。実はこの方、金子一郎さんのアナリーゼだけ学んでいる先生なんです。(確か本にはそう書いてあった)

そのかたが、PTNAの特集の中で、こうおしゃってます。

秋山徹也先生語録

もともと私がいつも実践していることはまず、音楽の形や構造を理解させ、それに応じた表現とはなにか?という常識的な解釈を理解してもらうことです。そして常識的な表現をどのように組み合わせて、実際の演奏にどう生かしていくか、ということを理解してもらいます。特に"実際の演奏にどう生かしていくか"という部分が重要ですね。理論的・常識的解釈というのは、音楽的・個性的な表現とは相容れないことのように思われますが、そうではありません。常識的な解釈の仕方を理解した上で、それらを応用することが、結果的に音楽的で個性的な演奏になるわけです。だから、まず常識をたくさん知ってもらうことが大切なのです。和音の進行や音楽の形式を知ると同時に、常識的な表現つまり"こういう形式になっているからこういう風に弾く""こういう和音が来たら、こういう色で弾く"といったことをたくさん知っていれば、楽譜を読むことによって「あれ?これは普通と違うように指示がかいてある。何か特別なんだ。」「普通はここはこうするかもしれないけど、自分はやっぱりこう弾きたいなぁ」といったことも見えてきます。常識的なことをわかってしまえば、逆にどこをどのように崩せるかが見えてくる。それこそが音楽的で個性的な演奏に繋がるわけです。

私は、この一文を読んだとき、妙に納得した記憶があります。

そして、ぜひ紹介したいもこの一文。

語録2

本人が何も考えないで、何も分からないでただ先生に言われたように"フォルテで弾いて""ピアノで弾いて"いても、それはその子の音楽ではなくて"教えている先生の"音楽でしかないんですね。これだと、習っていた先生を離れた時に、何をしたらいいのか分からなくなっちゃう。少なくとも誰かに聞かないと表現できない、そんな人になってしまう。たとえ頑張って、楽譜に書いてある表面的な楽語を拾ってその通りに弾いたとしても、全体を通した統一感がなかったり、どこに重きを置いて、どこを大切にして伝えたいのかなどが全然分からない演奏になってしまうんですね。だから「なんでフォルテって書いてあるのか?」「なんでピアノって書いてあるのか?」といったことをやっぱり考えなきゃいけない。書かれているフレージングや楽語類は大抵、和音進行や転調のあり方とか、曲の構成などから書かれているのが普通なので、それが分かっていれば、フォルテとかピアノとか書かれていなくてもそう弾けるはずなのです。バッハなんかほとんど何も書いてないですよね?。この種の曲に出会った時に、「なぜ - 」を考えてこなかった人は、どうしたらよいのかわからなくなっちゃうのです。また個性の表現方法も違ってきます。例えば、どういう音楽の表現方針でのぞみどういう風に音楽を表現しようとしたのかが一貫していて、全体から見渡したときに、わざと数ヵ所だけ同じようにはずして分かるように表現した場合、それは個性的表現になるかもしれません。だけど、なんか全体がまとまっていなくて、そこここ好き勝手に表現していたら、それは単なるデタラメですよね。

デタラメ・・・・なんとも耳が痛いお話です。

でも、自分で楽譜からどう弾いてよいかイメージできない。これは、確かにこれから音楽を楽しんでいくにあたり、もったいないなぁと思いました

最後に:アナリーゼ本が1か月無料で読める kindleUnlimited のご紹介

素人ですし、音楽が楽しめればいいですし、そんなアマチュアなのにアナリーゼする時間も余裕もない!と誰しもが思うところですが、一回コツをつかんでしまうと癖になるアナリーゼ。(私はできていません)

金子一郎さん曰く、アナリーゼの最大のメリットは…

【暗譜がしやすくなる、譜読みが得意になる】ことだそう。

そこで、入門書を無料で読める!しかもシリーズ3部作全て!となったら、とりあえずダウンロードしておこうかなぁ、とおもいませんか??

私は、見つけました、その抜け道を。

その本はこちら!(下から入って買うと有料になります。無料の方法はさらに下に書いてあります)

amazonより引用

アナリーゼに必要な理論とテクニックを段階的に習得していくための書籍です。
理論習得+実際の作品の抜粋譜例をアナリーゼしていくことで
段階的にアナリーゼのやり方を身に付けていきます。

上巻、中巻、下巻の予定ですが、本巻(上巻)ではポピュラー理論を土台に
アナリーゼの基礎となる楽曲のハーモニーの側面のアナリーゼの習得が可能です。

副属7やサブドミナントマイナーなどの音楽理論は作曲でもアナリーゼでも全く同じなので、
筆者の別著「作曲基礎理論」と重複している部分も多く、画像も流用している部分がありますが、
作曲視点ではなく、アナリーゼ視点で書かれているのが本書の特徴です。

音楽理論をしっかり理解しているはずなのに、
実際の音楽作品をアナリーゼしてみるとわからない部分が出てくるという方にお勧めです

口コミにも

”どこからアナリーゼに手を付けてよいかわからない方にはおすすめです”

と書いてありました。

これを、無料で読むには…

アナリーゼ本を1か月無料で!kindle Unlimited

amazon kindle Unlimitedに登録すると、1か月無料なので、とりあえずお試し感覚で読みたい本などにはもってこいです。

1か月経つと課金されるので、注意が必要ですが、kindle Unlimitedでとりあえず読んでみて、本当に欲しいなぁと思ったら今度はしっかりと購入する、でもいいのでは?と思ってます。

読まずに買って、あぁ~失敗だった~、だと高い買い物になっちゃいますね~~。

ちなみに、今だと99円払えばkindle Unlimitedが2か月使用できるというキャンペーンもやってます。

でも気に入ったら、購入したほうが良いですよね。

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